名勝・錦帯橋で知られる清流「錦川」が瀬戸内海へと注ぐ、河口の尾津。
この地で、わたしたち中村家は蓮根を育てています。
海を干拓してできた、栄養豊かな泥土。そこへ清らかな錦川の水と、瀬戸内の温暖な気候が重なります。岩国・尾津は、昔から上質な蓮根の産地として知られてきました。
夏には一面に白い蓮の花が咲き、秋から冬にかけて、その地中で蓮根がゆっくりと太っていきます。
中村家が蓮根づくりを始めたのは、祖父・英治の代から。二代、五十年になります。
受け継いできたのは、ただ作る技術だけではありません。「大切な人へ、心を込めて贈る」——その想いを、わたしたちは何より大事にしています。
穴の空いた蓮根は「先の見通しが良い」縁起物として、お正月のおせちやお祝いの席で、昔から贈り物に選ばれてきました。
蓮根の収穫は、今も多くを手しごとに頼ります。泥の中から一本ずつ、傷つけないようにていねいに掘り上げ、土の香りごとお届けします。
機械では出せない、もっちりとした粘りとシャキッとした歯ざわり。それは、手間を惜しまずに育てた蓮根だけが持つ味わいです。
穴の数だけ、幸せをお届けします。
岩国・尾津の白い蓮から生まれた蓮根を、一人ひとりのお客様へ、まごころを込めてお届けします。